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能登の海は2つの顔がある!?

2022.02.21

「能登の里山里海」は日本初の世界農業遺産に登録されています。

日本海は荒々しい海というイメージを持たれている方多いと思います!

実は能登半島の海には2つ顔があります。
能登半島の西側は、外海(外浦)。東側を内海(内浦)と呼ばれています!!

1つ目の顔は「外海」。
外海は、特に冬は波が荒くなることが特徴です。そのため「波の花」という現象が見られます。

「波の花」とは、海中に漂う植物プランクトンの粘膜が冬の荒波にもまれて石鹸のような白い泡が出ることです。

波の花の白い泡の正体はプランクトンです!
プランクトンが多く含まれた海水の温度が急激に下がり、波が激しく岩肌にぶつかる際に泡となってあらわれるのだそう。

波の花は、強風に乗って漂う様子は日本海の冬の風物詩とも言われています。

低い気温と強風により岩場打ち付けられた波がぶつかるという条件で起こる自然現象なので
能登に観光に来た際に、見られたらとってもラッキーです♪

住民にとっては、車や家の傷みにもつながるのであまり嬉しくない現象ですが😢

しかし、荒波かつ餌になるプランクトンが豊富な場所で育つ魚たちは
脂がとっぷりと乗り、身全体が引き締まり、天然物にしか出せない歯ごたえが感じられ美味しくなります。

美味しい魚を鮮度のいい状態で食べることができるのが「外海」に住む特権です!!

2つ目の顔である「内海」では、比較的に波が穏やかなことが特徴です。
その為、牡蠣の養殖やなまこ漁、伝統的な漁の「ぼら待ちやぐら」が有名です!


(海の中に建つやぐらの上で終日、ボラ(魚の一種)の群を見張り、網をたぐるという魚の習性を熟知した待ちの漁)

また快晴の日は穏やかな海の向こう側に、立山連峰や能登島が見え絶景です。


(能登町-恋路海岸)


(七尾市-和倉温泉から見える朝焼け)

このような「外海」「内海」という2つの顔があることで海のいいとこどりをできるそんな恵まれた地形です。

能登で採れた新鮮な海の幸と、能登産のコシヒカリを食べる時はしみじみと
能登の恵まれた地形を嬉しく思いここに住む一番の理由だなと感慨にふけています。

このような発言を能登の方言で「しったくさい」といいます!
「格好をつけている」という意味です(笑)

能登に観光に来た際には是非「外海」「内海」どちらの海も見てその土地の美味しいものを食べていただきたいです!
その際には、七尾市にある食祭市場にある「スギヨ食祭市場店」にお越しください♪
新鮮な能登の海の幸が沢山そろっています!

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