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こんかさばのアレンジメニュー

2024.06.27

能登半島に昔から伝わる「こんかさば」。名前を聞いてもピンとこないという方も多いかもしれませんが、これは、鯖を米糠(こんか)と塩で漬けおきながら作るものであり、長きにわたり能登では作り伝えられてきている伝統保存食です。

友人からお酒のおつまみと頂いたけれど、お酒を飲まないからおつまみにもできない。「こんかさば」をおみやげにと買ってみたいけれど、どう使ってよいかわからないし、最後まで食べ切ることができるか心配。そんな方にもぜひ手に取ってもらいたい!

今回はこんかさばを食べ尽くすことができる簡単アレンジメニューをご紹介します。

こんかさばの和風バケット(調理時間:10分)

こんかさばは和の発酵食という固定観念を忘れ、あえて洋風でも楽しめるパーティーオードブルレシピをご紹介します。こんか(糠)も一緒に味わえ、トースターで焼くことでこんかさばの風味がさらにUPする、和と洋のコラボレーションです。おさけのおつまみとしても、ワインでも日本酒でもどちらにも合う1品です。

材料(2人分)

・バケット    12センチほど

・こんかさば   10g

・オリーブオイル 大さじ1

・白ごま     小さじ1

・乾燥パセリ   お好みで

作り方

1. こんかさばの糠がついた状態で細かく叩きます。

2. 容器に叩いたこんかさばとオリーブオイルをいれてよく混ぜます。このときにオリーブオイル全体にも味がしっかり絡まるように混ぜてください。

3. バケットを2センチ幅6枚に切ります。

4. 切ったバケットに手順2を均等に塗っていきます。

5. 白ごまをその上にかけます。

6. トースターで1分半ほど加熱し、焼き目がついたら取り出します。とても熱いのでやけどに気を付けてください。

7. お皿に盛りつけたら、乾燥パセリをかけたらできあがりです。

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こんかさば焼きそば(調理時間:15分)

和風焼きそばを作るにもこんかさばが大活躍です。
こんかさばの塩気と旨味が、コクのある焼きそばに仕上げてくれます。

材料(2人分)

・こんかさば   10g

・焼きそばの麺  2人分

・玉ねぎ     1/2玉

・大葉      3枚

・醤油      小さじ1

・料理酒     大さじ1

・塩こしょう   お好みで

作り方

1. こんかさばの糠がついた状態で細かく叩きます。

2. 玉ねぎの皮を剥いて綺麗に洗い、薄くスライスします。

3. 大葉を綺麗に洗い、水気を切ったら千切りにします。

4. フライパンに食用油(分量外)を入れ、玉ねぎを炒めます。

5. 玉ねぎがしんなりとなったら、こんかさばをくわえて全体に絡めます。

6. 焼きそばの麺を加え、料理酒で麺をほぐしながら具材とまぜ合わせていきます。

7. 醤油を鍋肌に沿わせて入れながら、一気に全体にかき混ぜます。味をみて、塩こしょうで味を調えます。

8. お皿に盛りつけたら、大葉と刻みのりをかけたらできあがりです。

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まとめ

こんかさばは糠を落として薄くスライスし、そのまま楽しむことができます。

お酒のおつまみにもぴったりと昔から愛されている楽しみ方ですが、そのまま食べるには少し抵抗があるという方は、今回ご紹介したようなレシピを参考にこんかさばをもっと身近に楽しんでいただけたら嬉しいです。能登の伝統的保存食でもある「こんかさば」を、ぜひお楽しみください。

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