杉野屋与作からせんじゅのご紹介
2025.02.19
この北陸の地にて里山里海で獲れる厳選された食材を使い、370年以上の歴史を刻む杉野屋与作。
素材の味を最大限に生かす方法を探しながら食品のプロフェッショナルとして、風味・食感・香りを日々研究し進化し続けています。今回は、杉野屋与作を代表する「からせんじゅ」をご紹介いたします。
からすみ風味の珍味「からせんじゅ」
ねっとりとした食感とその中に感じられるプチっとした食感がアクセントである、からすみ風味の珍味「からせんじゅ」は、杉野屋与作で昭和34年の発売から長きにわたり、多くのお客様に愛されている商品の1つです。
「からせんじゅ」とはいったいなに?
日本では、江戸時代から「うに」「このわた」「からすみ」を日本三大珍味と呼んでいます。この日本三大珍味のひとつでもある「からすみ」はとてもおいしいですが、高価なため気軽に楽しめる食材ではありませんでした。そこで、杉野屋与作は「からすみ」を、多くの方々にもっと身近に楽しんでもらえる方法がないかと考えました。
からせんじゅは杉野屋与作が長年研究を重ねた結果、ようやく作られたからすみ風味の商品です。
からせんじゅの秘密とは?
日本三大珍味のからすみはとても高価ですが、からせんじゅは1本約880円とリーズナブルな価格でたのしむことができます。なぜ、からせんじゅはこんなにも安価に作ることができるのでしょうか。
からすみが高価な理由は、貴重なボラの卵巣を手間暇かけて塩漬けにして作られるからです。
それに比べからせんじゅは、鶏卵、鱈の卵、鮫の卵を混同して作られます。ただこれらの食材を使ったとしても、からすみのような食感を作りあげることは容易ではありませんでした。あの独特な食感を再現するには大変な苦労がありました。何度も失敗と試行錯誤を繰り返した末、練り合せたものを豚腸に詰め、じっくりと低温乾燥し、あの独特な食感を作り上げることに成功しました。そんなからせんじゅは、発売から60年以上経った現在でも多くの方に愛される杉野屋与作の人気の味として販売されているのです。
まとめ
今回は杉野屋与作の人気No1である「からせんじゅ」の秘密についてお伝えしました。こちらは手にとって試してみていただきたい商品の1つです。杉野屋与作の本気をぜひ味わってみてください。